オゾンに強力な殺菌、消臭効果があるというのを最近知ったmonoライターのじゅんです。
オゾンといえば
- 地球温暖化によってオゾン層が破壊されている
- なんとなく危険なもの
というイメージしかなかったのですが、オゾンについていろいろ調べていくと、なかなか優れた物質だということがわかりました。
我が家では犬を飼ってまして、そのペット臭に悩まされている毎日。
そんなときに家庭用オゾン発生器「オゾンクルーラー」がいいと聞きまして、ここで徹底的に調べてみたいと思います。
Contents
そもそもオゾンってなに?
すでにオゾンについて知っている方もいるでしょうが、ここであらためてオゾンについて勉強したいと思います。
ウィキペディアでは以下のように説明されています。
オゾン(ozone)は、3つの酸素原子からなる酸素の同素体である。分子式はO3で、折れ線型の構造を持つ。腐食性が高く、生臭く特徴的な刺激臭を持つ有毒な気体である。大気中にとても低い濃度で存在している。
出典:ウィキペディア
はい、難しすぎてよくわかりませんね。
簡単に言うと、
- 酸素(O2)と酸素原子(O)がくっついたもの
- 有害な気体
- 大気中に存在している
ということですかね。
ウィキペディアの説明を見る限りでは、やはりネガティブな印象しかないですが、他のサイトで調べてみると以下のような解釈になりました。
- オゾンは大気中に自然に存在し、大気を脱臭・除菌する働きをしている
- オゾンは森林や海岸といった自然がある場所に多く存在している
- オゾンは濃度が高くなれば人体に害を与えるが、低濃度であれば安全な気体
- オゾンは細菌や悪臭物質と結びつきやすい性質があり、結合、分解することで殺菌、消臭することができる
- オゾンは時間が経過すると酸素に戻り完全無害化する
と、実はオゾンっていいやつじゃん!というイメージに変わりました。
要するに、オゾン自体は有害になりうるものだけど、強力な殺菌、消臭効果があり、時間とともに酸素に戻り完全に無害化することから、使い方しだいではこれほど便利なものはない、ということなのかなと。
オゾンは危険性と安全性の両面があることから、よく調べないと悪いイメージがついてしまうんですね。
オゾンクルーラーは大丈夫なのか!オゾンが人体に害を与えるとは?
オゾンが有害になりうるというのは、オゾンの濃度がポイントのようです。
国民生活センターでは、オゾン濃度が0.1ppm以上になると人体に害を与える危険性があると指摘しています。
(2)オゾンに関する基準等
1)作業環境基準
日本産業衛生学会
許容濃度* 0.1 ppm(0.2 mg/m3)(提案年度 1963 年)
*労働者が 1 日 8 時間、週 40 時間程度、肉体的に激しくない労働強度で有害物質に曝露される場合に、当該有害物質の平均曝露濃度がこの数値以下であれば、ほとんどすべての労働者に健康上の悪い影響がみられないと
判断される濃度。
2)室内環境基準
①アメリカ合衆国食料医薬品局(FDA)
0.05 ppm(24 h)(最大許容濃度)(1992 年)
②日本空気清浄協会
オゾンを発生する器具による室内ガスの許容濃度(設計基準、暫定)(1967 年)
最高 0.1 ppm 平均 0.05 ppm
0.1ppm以下の値で使う分には、問題なく使うことができるというわけです。
では家庭用オゾン発生器「オゾンクルーラー」はどうなのでしょう?
オゾンクルーラーの仕様を見てみると、オゾン生成量200mg/hとしか記載されていません。
これでは0.1ppm以下なのか以上なのかわかりませんね。
でも、濃度というのは場所の面積によって変ってくるので、オゾンクルーラーが0.1ppm以上になるか以下になるのかは、使う場所によって変ってくるわけです。
極端な話、オゾンクルーラーを買い物袋などで包んでオゾンを発生させると、袋の中は0.1ppm以上のオゾン濃度になる可能性があるし、広いリビングなどで使えば0.1ppm以下になるということですね。
ちなみにさきほどのオゾンクルーラーの仕様の中に、12畳以上の空間での使用を推奨、12畳以下の部屋では使わないようにと注意書きがされています。
うーん、6畳の部屋では0.1ppm以上のオゾン濃度になるということなのでしょうかね。
そうだとしたら私の家は6畳なのでオゾンクルーラーが使えないってことになります。
でも、6畳の部屋といってもドアを開けていれば濃度が薄まるわけです。
厳密にオゾン濃度を測ることができないのでわかりませんが、オゾンクルーラーの公式サイトでも閉めきりの部屋で使用しなければ問題ない、というようなことが書かれているので、心配はないのかなと。
また、オゾンは時間経過とともに酸素に戻り、完全無害化する気体であることから、たとえオゾン濃度が0.1ppmを超えていたとしても、ペットを散歩しているときにオゾンを発生させる分には問題はないのかなと思います。
消臭効果ってどうなの?オゾンクルーラーの口コミ評判
問題はどれだけの消臭効果があるのかということ。
オゾンクルーラーの値段は5万円と、なかなか高額です。
今は消臭剤でも臭い物質を分解し、元から消臭することができる商品もあるので、半端な消臭効果では使う意味がありません。
ここでは、オゾンクルーラーを実際使っている人の口コミ評判を集めてみました。
有人で使えるのがありがたいです。猫トイレのにおいを気にして某メーカー空気清浄機を使っていますが、空気中の埃はよく集めますが果たして臭気は?の状況でした。
そこでこちらを見つけ早速購入しましたら、即効果がありました☆いつもなら部屋に戻るといつもの嫌なにおいが全くしないのです。
タイマーでオゾン除菌からマイナスイオン発生に切り替えをしてくれるので手間いらずでありがたいです。もう一つリビングに置こうかと悩み中です^^
モード2のオゾンモードは30分オゾン放出後はずっとマイナスイオンモード。30分ごとにセットし直せば200mg/hrも可能だが、家を空ける事は出来ない。
モード3は5分オゾン放出後25分マイナスイオンモードで、実質33mg/hr。こちらは自動リピートなので家を空ける事も可能。
モード2でのオゾンは圧巻ですぐに空間がオゾンで満たされるのが分かる。ただし自動でのオゾン連続運転が出来ないので、留守中には使えず残念。留守中にこそ一気に高濃度オゾンを使いたい…。
留守中はモード3を使うのだが、帰宅し部屋に入った時にあまりオゾン臭を感じられず、効果が体感出来るレベルではない。
モード3でも計算上は実質33mg/hrで15畳程の部屋では本来十二分体感出来るレベルなはず…。というのも以前4mg/hrのオゾン脱臭機を稼動させていて、その時はしっかり帰宅後体感出来た。
ちょっと数値に疑問が残るがしばらく使って効果を見てみたい。デザインはオゾン脱臭機の中ではかなりマシな方。質感もプラスチック丸出しで最悪なんだけど、これでもオゾン脱臭機の中ではかなりマシな方。
犬1匹室内飼いです。この商品には3つのモードがあり、その中の「モード2」が30分間オゾンを放出→以降、マイナスイオンを放出するモードです。
購入を検討しているとき、我が家にとってはこれが魅力的だなぁと思いました。犬の散歩は1時間程度なのと、その際、家の中には誰もいなくなるため、出掛けにモード2をセットして利用しています。
帰宅後はすでにマイナスイオン放出モードに切り替わっていますが、念のため窓などを開け、換気を10分程度行っています。いつもなら少し気になるニオイもこの商品のおかげでまったく気になりません。
室内でペットを飼っている方には大変おすすめできる商品ではないでしょうか。
購入した一台目は不良品でした。1度スイッチ入れたらコンセントのアダプターからピッピッと音が鳴りだし動かなくなり返品して新しい物を再度購入したしたが効果は素晴らしいです!
我が家はゴールデン2頭を部屋飼いしていまして6歳の方で臭いについて悩んだ事ないですが生後5ヶ月の臭いがドクダミかパクチーか!とゆうほど臭いが問題なっていましたがこれを使用し三時間で全く気にならない位の消臭効果があり快適になりました!
消臭する家電はたくさんありますがたどり着いたのがこれでした!絶対お勧めです!ちなみに家のリビング45畳くらいですがこれ一台で大丈夫です!
犬2匹、猫1匹と暮らしており、ペット臭と、猫砂周りのニオイ対策にオゾン発生器を購入しました。
今ではペットの消臭剤は驚くほどの数の商品が売られていますが、うちの場合、残留性が高い薬品系にはとても抵抗があり、そこから先を考えるのは面倒だったため、「自然が一番」なんて思って長年放置していました。
しかし、動物病院でこれを見かけ、直接先生に聞いてみると、オゾンのメリットを強く感じ、購入を決めました。購入前に気になっていたニオイはほぼ消えて、たまに遊びに来る友人にも驚かれたくらいです。
また、軽いのでリビングや寝室で移動させながら使っています。本当に買ってよかったです。
家庭用のオゾン消臭器はいくつか試した。ほとんどが弱くてその効果を体感できず。そんな中、この商品は状況に応じて大量のオゾンを放出することも可能。20畳程度のリビングでモード3を活用します。とてもいい感じです。
ペットを飼っている人の口コミがあって、参考になります。
なかなか説得力のある感想が多くて、オゾンクルーラーの期待感が高まりました。
オゾン発生器のライバル、次亜塩素酸空気清浄機ジアイーノと比較してみた
最近、消臭家電でよく耳にするのが次亜塩素酸空気清浄機です。
その中でもテレビCMでよく目にするのがパナソニックの「ジアイーノ」。
オゾンクルーラーと比較してどう違うのでしょう。
次亜塩素酸空気清浄機でもいろいろなタイプがあって、次亜塩素酸水を気化させ噴射させることで殺菌、消臭するタイプと、空気を吸い込んで次亜塩素酸水が付着したフィルターを通してきれいな空気を送り出すタイプなどあります。ジアイーノは、その両方を兼ね備えたタイプ。
ジアイーノで殺菌、消臭する仕組みは、オゾン発生器と同じと考えてよいです。
次亜塩素酸はオゾンとはまた違った物質なのですが、放出された次亜塩素酸が、細菌や悪臭物質と結びついて分解することで殺菌、消臭をすることができるところはオゾン発生器と同じ仕組み。
要はオゾンで消臭するか次亜塩素酸で消臭するかの違いってわけですね。
人体への影響と殺菌、消臭効果
人体への影響は、次亜塩素酸もオゾンと同じく濃度がポイントのようです。
厚生労働省によると
本品は,塩酸又は塩化ナトリウム水溶液を電解することにより得られる、次亜塩素酸を主成分とする水溶液である。本品には、
強酸性次亜塩素酸水(0.2%以下の塩化ナトリウム水溶液を有隔膜電解槽(隔膜で隔てられた陽極及び陰極により構成されたものをいう。)内で電解して、陽極側から得られる水溶液をいう。)
弱酸性次亜塩素酸水(適切な濃度の塩化ナトリウム水溶液を有隔膜電解槽(隔膜で隔てられた陽極及び陰極により構成されたものをいう。)内で電解して、陽極側から得られる水溶液、または、陽極から得られる水溶液に陰極から得られる水溶液を加えてものをいう。)
微酸性次亜塩素酸水(塩酸及び必要に応じ塩化ナトリウム水溶液を加え適切な濃度に調整した水溶液を無隔膜電解槽(隔膜で隔てられていない陽極及び陰極で構成されたものをいう。)内で電解して得られる水溶液をいう。)がある。
含 量
強酸性次亜塩素酸水 本品は、有効塩素20~60mg/kgを含む。
弱酸性次亜塩素酸水 本品は、有効塩素10~60mg/kgを含む。
微酸性次亜塩素酸水 本品は、有効塩素10~80mg/kgを含む
なにやら難しすぎて読みたくなくなりますが、要は、
次亜塩素酸水には強酸性、弱酸性、微酸性があり、それぞれ有効塩素量の規定内のものは安全が認められている
ということを言っています。
また、厚生労働省が食品添加物として認めている次亜塩素酸水は、都道府県知事から添加物製造業許可を受けている事業者の生成装置から生成されるものに限る、という規定もあります。
この2つの規定についてジアイーノを調べてみたところ、
- ジアイーノから作られる次亜塩素酸水は中性からアルカリ性である
- 都道府県知事から添加物製造業許可を受けているという記載がない
このことから、厚生労働省が安全と認めている次亜塩素酸水の規定には当てはまらない可能性があることがわかりました。
ジアイーノの公式サイトでは、通常の空間で使う分には安全性に関して問題ない、というさまざまな実験結果とともに記載されていますが、実際のところどうなんでしょうね。
ただ、オゾンクルーラーのように12畳以下での使用は禁止というような制限はなく、私のようなせまい部屋でも気兼ねなく使えるのはいいなと思います。
オゾンクルーラーも6畳の部屋で使っても問題ないんだろうけど、12畳以下の部屋では使わないでください、と記載されていたら、やはり心配になってしまいます。
厚生労働省が食品添加物と認めているのは次亜塩酸水のことで、次亜塩酸ナトリウムは別物です。次亜塩酸ナトリウムを使った消臭機器もあるので注意が必要。ジアイーノは一応、次亜塩酸水を生成しているのですが、厚生労働省が安全と認める規定内の次亜塩素酸水ではない可能性がある。
ジアイーノの消臭効果
オゾンクルーラーと比較して計測することができれば一番よいのですが、現時点では無理なので、やはり口コミ評判を見て判断するしかないです。
猫4匹と暮してます、トイレのにおいが、気になっていましたが、においが気にならなくなりました、手入れが、頻繁に必要な為、面倒くさがりの方にはお勧めしません。
ジアイーノは排気口が自動で閉じるようになっていて閉じるときに猫が足を突っ込んではさまって危ないっていうのがある。
チャイルドロックかければ?ってなるんだけどボタンがタッチパネル式で猫の肉球で余裕で反応します。つまり猫が上に乗ってくつろいだときにチャイルドロックがはずれる可能性があります。
もう少し猫がのぼっても大丈夫なように蓋をつけるなどの工夫がほしかったです。例えばワンルームに猫が10匹いてもトイレ臭はしなくなるぐらいの脱臭力は本当にある。(多分とれない臭いはないんじゃないかな)猫の立場にたった設計でないだけで脱臭力+殺菌力は抜群。
脱臭効果は確かにあるが、毎日の給水・三日に一度のタブレット投入・週一の電解水部分の洗浄・月一のフィルター洗浄と、とにかくやる事が多い。また、ドアの開け閉めが多いような場所では効果が減ります。
脱臭効果は表示畳数の半分のサイズの部屋で良い感じです。例えば12畳の部屋でしたら~24畳のこちらが必要かと。今後改善改良が見込まれる商品ですので今が買いの製品ではないと思いますが、すぐに脱臭が必要な方にはオススメです。
10畳強の部屋で猫を10頭程飼養しているので、それなりに獣臭が強かったのですが、半信半疑で15畳用を導入したところ確かに匂いが減りました。ゼロにはなりませんでしたが期待通りの効果がありました。
こちらもオゾンクルーラー同様、ペットを飼っている人になかなか好評でした。
結局、オゾンクルーラーってどうなの?
こうして見ていくとジアイーノも捨てがたいなと思ってきて、正直どちらを選んだらいいかわからなくなってきました。
ということでもう1度、整理して比較してみたいと思います。
オゾンクルーラー | ジアイーノ | |
安全性 | △ | △ |
殺菌、消毒効果 | ○ | ○ |
ランニングコスト | ○ | 塩タブレットが必要 |
話題性 | △ | ○ |
デザイン性 | ○ | ○ |
大きさ | ○ | △ |
電気代(1時間あたり) | 0.4円 | 0.3円~0.7円 |
価格 | 53,784円(税込み) | 63,700円(税込み) |
安全性に関しては、どちらも疑問を感じるところがあるので△です。
ただ、オゾンクルーラーの場合、12畳以上の空間での使用を推奨しているっていうのがひっかかります。
ペットの散歩に行っているときにオゾンクルーラーを使えばいいわけですが、それでも人がいるとき使えないっていうのはマイナスです。
ジアイーノは塩タブレットを水道水に入れて電解することで、次亜塩素酸水を作ることができます。
このとき使う塩タブレットは、1年分付属されているので、1年後、塩タブレットを買わないといけない手間があるので、ランニングコストはオゾンクルーラーの方が勝っています。
価格はジアイーノがオゾンクルーラーより1万円ほど高いですが、長く使うことを考えるとたいした差ではないのかなと思います。
このように私の完全な主観ですが、オゾンクルーラーとジアイーノを比べてみました。
でも、もっと広く見ていくと、オゾン発生器の中でもオゾンクルーラーより安いものもあるし、次亜塩酸水を使ったスプレータイプの消臭剤もあります。
はたして5万~6万もの大金を、消臭機器に投ずるべきかどうかという考えもあって、現状、購入は保留することにしました。
その前に、次亜塩酸水を使った消臭スプレーを見つけたので、これを試してみたいと思います。
それでもペット臭が気になるようなら、どっちか買いたいと思います。