また1つ、面白いシェアリングサービスがでてきましたね。
その名も「crew」。
簡単に言うと、車を運転したい人と車で移動したい人をマッチングするサービスです。
これまでにも車に関するシェアリングサービスはいろいろありました。
所有している車を貸し借りしたり、自宅の駐車場を貸し借りしたり、そんな中、ついに相乗りするサービスがでてきたというわけですね。
これは一見、白タク(2種免許を持たない個人がタクシー営業をする違法行為)なんじゃないの?と思われる人もいるでしょう。
ドライブシェアのCREW(クルー)っていう広告が表示されるのですが、これって白タクと違うんですか。旅客運送で食っている人の邪魔はしてはいけません。あとUBEREEATSとかいうのも、どこの誰か分からん人が配達するんでしょ。私は怖くて頼めませんが。
— tanaka.jun (@tanakajun8) 2018年12月3日
CREWというドライブシェアアプリの広告がまた飛んできたけど、他人を乗っけてお金をもらうわけだから白タクではないのだろうか?という疑問しか出てこない。
— 鱗゛屋 (@urogoya) 2018年12月3日
こんな感じで白タクを指摘する人がたくさんいます。
ただ、crewで支払われるお金はあくまで謝礼金なので、違法性はないとのこと。
crewの公式サイトでも
ライダー(乗車する人)には、ドライバーの運送行為への対価支払い義務がないため、CREWのサービスは道路運送法の区分における旅客自動車運送事業には該当しません。
と記載されています。
でも、このあたりは法律的にグレイなのかなと思います。
対価の支払い義務があるかどうかが違うだけで、白タクとやっていることは変わらないわけですから。
今後、法律の改正によっては、違法になる可能性も考えられます。
Contents
crewってどうやって使うの?
crewには専用のアプリがあります。
アプリをダウンロードして個人情報(電話番号、氏名、性別、クレジット)を登録すれば、すぐに使うことができます。
使い方はとても簡単。
アプリ上で表示されるマップで、迎えに来てほしい場所と目的地を指定し、目的地に着いたらアプリで実費と謝礼金を含めた代金を支払い、完了です。
まず、アプリで迎えに来てほしい場所を指定すると、近辺にいるドライバーが表示されます。
現在crewは始まったばかりサービスなので、ドライバーを呼べる範囲がかなり限定されています。今現在は新宿区、渋谷区、千代田区、港区の範囲で呼ぶことができます。
ここでドライバーをクリックすると、こんな感じでドライバーの詳細を見ることができます。
どんな人が運転しているのか、どんな車に乗っているのか、どういった評価をされているのか、といったことがわかります。
次に、目的地を指定して「ドライバーを呼ぶ」ボタンを押すと、先ほど閲覧したドライバーの中から1人マッチングされます。
(どうやらドライバーの指定はできないようですね)
あとは指定した場所で待つだけ。
アプリ上にはお迎えまでの時間や、今ドライバーがどこらへんを走っているのかわかるので、ストレスなく待つことができます。
ドライバーが来たら乗車して、目的地に着いたら実費と謝礼を含めた代金をアプリで支払えば終了です。
スライドを動かすことで謝礼額を決めることができるので、感覚的に金額を決めることができます。
crewの料金の内訳を解説
気になるのはcrewの利用料金ですよね。
これは公式サイトにも明確に記載されているのですが、
ガソリン代+有料道路料金(有料道路を使った場合)+crewへの手数料+ドライバーへの謝礼金
という内訳です。
ドライバーへの謝礼金は自分で決めることができますが、ガソリン代や有料道路料金、crewへの手数料は、目的地によって決まります。
謝礼金は0円にすることもできます。でも、乗せてくれたのにいくらも支払わないのは心が痛むという人がほとんどでしょうから、たいがいの人は少額でも支払っているみたいですね。
タクシーよりお得?crewの料金支払い例から比較
ここでは公式ページに掲載してあるcrewの料金支払い例と、タクシー料金の比較をしてみたいと思います。
タクシー料金はJapanTaxiを参考にしました。
ちなみに、地図の場所がかなり大雑把であることと、タクシー料金が渋滞や時間によって変わるので、あくまで参考程度に見ていただけたら幸いです。
支払い例その1
- crew 5,632円
- JapanTaxi 約12,330円
支払い例その2
- crew 2,464円
- JapanTaxi 約10,900円
支払い例その3
- crew 11,419円
- JapanTaxi 約12,090円
謝礼金は特に決まりがないので、人によって金額がぜんぜん違いますね。
さすがに0円という人はいないのですが、謝礼金をいくらに設定したらいいのか悩ましいところです。
それでもcrewを使えば、タクシーよりも安く乗車することができるのは間違いなさそうです。
もちろん乗車中にセクハラまがいなことを言われたり、嫌な気分にさせられたら、問答無用で謝礼金0円にしてやることもできます。
危険じゃない?crewのドライバーってどうなの?
crewのドライバーが信頼できるのか心配になる人もいるでしょう。
crewのドライバーといっても、なんの資格もない普通のドライバーですからね。
密室になる車ですから、女性からすると心配になるのは当然だと思います。
この点にかんしては、運営会社であるAzitがドライバー希望者と直接会って面接を行い、適切な指導を行うので問題ないのかなと思います。
もちろん100%安全とは言えないですが、明らかにおかしな人は面接ではじかれるはずです。
公式サイトでも
安心安全なドライブのために、ドライバーは、厳正な審査基準を通過しています。ドライバーとライダーが相互評価をするシステムを採用。低評価が継続するユーザー、利用規約や交通規則に反する行為をしたユーザー等に対して、一部権限または全権限を停止するなどの応対をしています。
と記載されています。
crewの口コミ評判
日本版、UBERすごい!日本人で相乗りの体験するなんて笑笑#crew
— うのしゅん (@unosyun) 2018年11月26日
面白いとは思うんだけど、どの記事読んでも言い訳にしか見えなくてなんだかなーと言う気持ち、結局白タクやん感。
Uberや滴滴とは違う助け合い相乗り「CREW」:“移動の未来”描く25歳創業者が10億円調達|BUSINESS INSIDER https://t.co/05go5OkoUB @BIJapanさんから
— まいける@痩せたい (@abunaiko_4) 2018年11月7日
crewっていう相乗りアプリは面白そうねー、ドライバーで登録していろんな人を助手席に乗せて走ってみたいわぁ
— あらびき㌠@ほーふちほー (@ArabikiX) 2018年11月6日
最近タクシーよりも #Crew を使うようになった!
社長が同年代って親近感沸くな~Uberや滴滴とは違う助け合い相乗り「CREW」:“移動の未来”描く25歳創業者が10億円調達|BUSINESS INSIDER https://t.co/OjUz46V2Wm @BIJapanさんから
— 笹本康貴@PR戦略室 (@sasamoman) 2018年11月2日
昨日初めてCREWという相乗りサービス使ったんだが、めちゃくちゃ良かった。
すぐドライバー見つかるし、タクシーの半額の値段で移動できた。 pic.twitter.com/67uZR4w2mI— ヴァン@WEBサービス作る人 (@van_eng622) 2018年11月1日
相乗りのシェアリング
とても便利だと思う。#相乗り #crew #IT https://t.co/R7lMQ5ySx0— Akihiro (@AKI310aki) 2018年11月1日
相乗りドライブサービスcrewに登録して、再来週金曜にドライブ研修だって、思ってた以上にしっかりしてる印象
— S#I#N (@sinkannari_) 2018年10月30日
crewって相乗り誘発アプリが、法律を掻い潜った白タクシーにしか見えない
— 🎲妹系男子 すど🎲 (@m10255757) 2018年10月27日
謝礼0円で「タダ乗り」も出来る。相乗りアプリ「CREW」自分で金額を決める「感謝の気持ち」システムhttps://t.co/FLpb5I34eI
客が料金を決めるシステムは長続きしない。
考えるのが面倒だし遠慮や見栄で高くついてしまう。
それで0円利用者の割合が増えて破綻する。あと犯罪が怖いなこれ。
— alnc (@Axel_Nico) 2018年10月22日
いろいろな意見がありますが、やはり白タクを指摘している人が多いですね。
結局、crewってどうなの?
相乗りサービスcrewに関してさまざまな意見がありますが、私個人の意見はすごくいいサービスだなと思いました。
確実にタクシーよりも割安に目的地まで行けるというのは、crew最大のメリットです。
しかも、呼び出しから支払いまでアプリ上で完結するので、わずらわしさが一切なく、気軽に使うことできるのはいいなと思います。
ただ、crewはまだはじまったばかりのサービス。地点がかなり限られているのが難点ですね。
また、利用できる時間も夜の8時から深夜3時までと限定されているので、利用する人は限られます。
とはいえ、都内で飲んで終電を逃してしまったなんて人には、このcrewは最高なんじゃないかなと思います。
極端な話、タクシーを使えば1万するところ、その半額以下で帰れることも可能なわけですから。
ドライバーは空いた時間にちょっとしたお小遣いを稼ぐことができるし、乗車する人は格安で目的地まで行ける。
まさにWinWinの関係が成り立っているといえるサービスだと思います。
まぁタクシー会社としてはこんなサービスが増えていったらひとたまりもないでしょうけど、世の中、どんどん便利になっていく流れは誰にも止められないわけです。
シェアリングの新しい形、相乗りcrewが気になる方は、一度利用してみてはいかがでしょうか。